くだまきあーと

擬似よっぱらいOLがくだをまく、余生の日記。

スタバ散歩の休日

 

現在TVでは競馬がやっています。札幌11Rにてキーンランドカップがあり、そこにはちゃめちゃな走りをするというメイケイエールが出ます。20kg太ったそうで正直不安が拭えませんが、映像見ればわかるようにとても可愛らしい馬なので、単勝で買ってみました。レイハリアも迷っちゃったな。

競馬のいいところは、一生懸命走る馬たちの脚音。ゴゴゴゴゴッと音がするのが心地いい。馬が走る姿はとっても魅力的です。

 

 

月末週日曜なので、スターバックスへお散歩行ってきました。

今回は地元からほど近いA市。小さい頃から駅近くの商業施設はちょこちょこ行っていたのですが、ここ数年で一気に廃れたような。

 

スターバックスは駅から徒歩30分ほどのところにあったので、市役所を通り過ぎるコースでお散歩。

廃れたなぁ〜って思いましたね。

駅近くの商業施設さえも昭和の香り漂うのですが、アパートやスーパー、料理店も古すぎる。土日営業してなくて人も少ないのでなおさら。若い子は多いのですが、いずれ出ていってしまいそう。

昔は少々裕福なところでしたので、まちなかの交通などはしっかりしています。しかし高齢化。

過去ですが、この市内の教習所に通っていたことを思い出します。駅からかなり遠く、A市内だったことすら忘れていましたが。仮免とって近辺を走行していると、かなりの田舎町でした。一面の緑のなかにぽつんと大きな新しい家があったりね。わたしはそんな暮らしに憧れたことがありました。

都会の暮らしをしているわけではありませんが、私は幼い頃から都会に生きる人間でした。東京都心でもなんでもありませんが、メンタルが都会というか。マルクスの言う、都会人という人種と同じようなもの。
大学に行くのは当たり前、いい企業に勤めて年収上げるのは当たり前。そのうち結婚して、戸建てを買えたら戸建て、買えなかったらマンション。地元を出ることは必然でした。

しかし、わたしの母はそんな人ではありません。時代が時代でもあり、大学には行かないまま就職しました。珍しくもないですが田舎の地主家系で、結婚後は親から住居を斡旋され、親から土地を贈与されてそこに家を建てて住みました。そんななので、根っからの上京者である父方の祖父母から「息子を嫁にやった覚えはない」と言われたほど。

母は、そういう暮らしを嫌がったわけではありませんが、喜んでいたわけでもなさそうでした。母は都会人ではありませんが都会的な人であり、洗練されたファッションが好きでしたし、美味しいお店もたくさん知ってました。地元は好きでしたが、地主家系で知り合いが多い土地を苦手としていたようでした。

わたしは母と違います。いい意味でも悪い意味でも都会人として生まれ育ちました。地元は大好き、でも骨を埋めるかは別。

将来が不確定であり、厳しい世の中で生きるには力がありません。わたしはそんな生き方がとても苦しいと感じていますが、逆に気楽にも思っています。なんでもできる、どこへだっていける、それがわたしの正しい生き方になるはず。しかしわたしは、この若いうちから居場所を据えることはできません。どこへ行っても余所者になります。

 

A市のあの大きな家の持ち主はきっと田舎の人です。ここにずっと根を下ろし、居心地のいい場所がある、そんな人です。都会人の私には終の棲家というものはなく、あるとしたら老後に見つけるくらい。いい大学に入って、いい企業に入って...というのが最近の流行スタイルですが、そんな流行り廃りに振り回されず、優雅に暮らすことができる。

いつかはわたしも、そうなりたい。