※一部写真はAppleの消しゴムマジックで加工しています。
今年の夏休みはインドでした。
インドは夏シーズンは結構安くなるみたい。今回のツアーは、クラブツーリズムであれこれ手配してくれるものですが、10万を下りました。まぁ、燃油サーチャージやもろもろの諸費用で20万超えますけど…。
というわけで、まずは出発当日。

人生初めての、成田エクスプレスです!
グリーン車がお安く取れるので取ってみました。悪くはないかなって感じ。
成田空港に行って、まず、スマホをトイレに置き忘れました。ポケットに入れていると落ちてしまうので、トイレットペーパーの上に載せていたのですが、忘れてました。危ない危ない。先が思いやられる…。
ちなみに写真に写ってるCITENのバンド、この旅行のために購入したのに、どうも往路で失くされたみたいです。は?
さらにちなむと、出発前日まで忙しく仕事していたために当日死に物狂いでパッキングしていたのですが、なんとせっかく用意したUVカットパーカーや帽子を自宅に忘れ、成田空港のユニクロで購入する羽目になりました。もうダメすぎる。

そして、初めてのJAL。
なんだかんだでJAL乗ったことないですね。国内は飛行機で行くことなかったし、海外も安めの旅ばかりでわざわざ選ぶことがなかった。
乗ってるCAさんも日本人が多くて安心しました。
毎度毎度こういう旅行で感じるのは、「無事に飛び立ってほしいな」ということです。離陸直後はふらつくので、どうしても不安になっちゃったりする。しかも、周りがしーんとしてて。
最近、「夜間飛行」を読んだんです。静謐な空の下、たった一機、ひとりで、大海をさまようあのさまを重ねました。
数時間は機内食を食べながら映画を観て、合間にちょっと眠って、2時ごろにデリーの空港へ。
機内ではJALのオンラインチェックインで早めの番号の席を選択していたのですが、どうも機材変更でプレミアムエコノミーありの飛行機になったのか、早めの番号はプレミアムエコノミーに割り当てられてしまい、座席も自動的に移動させられました。機内もだいぶ混雑が予想されたので、窓側から通路側に移動して座席をキープ。
隣の席はインド人の中年女性で、穏やかそうな方でした。ときどき話しかけられたので、単語や身振りで応えていました。

空港を出てすぐに、野良犬に遭遇。
2時ごろとはいえ暑いからか、ぺったり床に体をつけて眠っていました。日本のように犬がいる、可愛い〜って感じではなくて、日常にこういう浮浪犬がいるみたいな扱いで、みんな目もくれずに歩いてゆく。それが不思議な光景でした。
今回もバスツアー、添乗員同行なし・日本語が話せる現地ガイドによるツアーになります。クラブツーリズムでは2週間に1回程度開催されており、今も販売されていると思うので、ぜひ参考に。
ちなみに座席クラスは言えばアプグレしてくれるみたい。わたしもお願いしたかったのですが、流石にギリギリすぎてアプグレできませんでした。

空港を出て現地ガイドと合流したのち、早めの朝食のために近隣のクラシックなホテルへ。その後、4時間半ほどかけてデリーからアグラへ向かいます。
こちらは朝食で出たチャイ。飲んだはいいものの、「わたしはスパイス苦手なんだなぁ〜」と悟ってしまった。悲しみ…。
帰国後にチャイを飲む友達に、「それ、美味しい?」って聞いたら、「え?美味しいよ〜」と言われ、自分の子供舌を恨みました。

2時間ほど走ったところでトイレ休憩。写真は道の駅のフードコート。アメリカを舞台にしたインド発ゲーム「Fears to Fathom」を思い出してちょっと興奮。
高速道路内の道の駅にある公衆トイレなんですが、わりと綺麗でした。やはりクラブツーリズム、トイレも抜かりないですね。インドにおいても、イギリスの衝撃的トイレに勝るものには出会ってません。ただ、水圧があまりにも悪いところが多くて紙が流れそうにないこともちらほらあったので、事前に一回流すことが大事だと学びました。

真っ先に、アグラ城へ。厳密に言えば城壁?城塞?
正面一番先にみえるのは、アマル・シン・ゲート。
アグラは古代からよく知られた地名のようですが、初めてここに都が置かれたのは16世紀ごろだそう。アグラ城を築いたムガル帝国では、3代目の皇帝アクバルによってここに都が定められたそうです。


天気にも恵まれて最高!
こちらは赤い砂を利用して作られているようで、赤土の色が鮮明に。
3枚目の写真は「ジャハーンギール宮殿」。ムガル帝国3代目のアクバル帝によるもの。イスラム王朝の中で建てられた建築物にふさわしく、幾何学模様の装飾があちこちに張り巡らされていました。とんでもなく美しい!16世紀の建築であり、比較的新しめであるということを鑑みても、素晴らしい。
ちなみにこの9つの角をもつ星のマークはイスラムの象徴だとか。ナチス支配下などにも用いられたユダヤ教の「ダビデの星」を思い出してしまったわたしは異端のようです。実際はちゃんとイスラムの印で、建築史においてはこういった六芒星はあちこちに見られ、イスラム建築の中ではソロモンの印として扱われるそう。


基本的に内部に入ると真っ赤っかの世界なんで、中の様子は割愛しますが。
こんな感じで、すごい凝ってます。
インドの雨季にあたる8月の旅行ですが、北インドだからか、暑さとしては日本の関東圏と同じくらい。特にこういった建物内はエアコンがなくても風が吹けば非常に涼しいです。半袖の上にUVカットの羽織ものを羽織っても基本的には観光できますが、暑がりさんは半袖を推奨。あと、気づかない間に脱水が進みやすいと感じたので、特に喉が乾いてなくてもこまめに水分補給することを心がけたほうがよさげです。


タージマハルが見えました。








アグラ城なんですが、真っ赤なお城だけではなくて、真っ白な大理石のお城もあります。こちらはシャー・ジャハーンによるもので、ここはちょっと、感動ものかもしれない。
こちらはカース・マハル、写真を続けて貼ってみたけれど、実際にこの空気を体感しないとすごさが分かりづらいと思う。開放的で、壮大でした。あまりの白さに眩しすぎて、サングラスが必要。映画「落下の王国」が最近上映されていましたが、そのロケ地のようです。映画の雰囲気ともよくマッチしていて、とても美しく、人の世とは思えない風景でした。
最後2枚の写真に写る庭園は「アングリー庭園」というらしく、ペルシャ由来だそうです。
他にもきれいに刈り込まれて低木を植えられた庭園があり、そちらはなんとなくイギリスちっくだなと思いました。じつのところ、イギリス支配下にあった時代があるそうです。

観光後は近隣のレストランで、ターリー料理を食す。
現地ガイドさんから、「生野菜は食べないように」と大事なアナウンスがありました。というのも、雨季に生野菜はよくないとか。それも、ちゃんとしたレストランやホテルでもダメとのことで、理由は水があんまり、だそうです。わたしもインドに行くと知り合いに言った時に散々脅されたクチですが、インドにきてお腹を壊した、の原因のひとつなのでしょう。
生野菜好きとしては悲しいアナウンスですが、ターリー料理は美味しかった!
奥側3つがカレーで、その左隣の白いのがインディカ米。お好みのカレーをお米にかけたり、ナンをディップしたりで食べます。
インディカ米はジャポニカ米と比べるとパサつきがありますが、カレーによくマッチする。さすがカレーの聖地。日本のカレーでも、ジャポニカ米よりもこっちの方が合いそうな気がするのはわたしだけだろうか。
ナンはこれまで何度か日本でインド料理屋に行きましたが、ちょっと日本で食べるものと違う気がしました。日本はもちもち分厚めなのに、こちらではイタリアのピザのように薄くてパリパリ。そして美味しい!
日本人ってもちもちのピザを美味しいって言いがちだけど、個人的にこういう薄くてパリパリのピザだーいすきなのよね。だから、ナンも同じ。こっちのほうが美味しい。あと、たぶんお店によるんだけど、日本のインドカレー屋さんはナンに妙な甘みがあるかも。そういう余計な味がないのが魅力。この旅でナンはあちこちのレストランでいただきましたが、基本的にはガーリックナンかバターナンで、カレーの味を邪魔しない美味しいナンでした。甘みがあるとほんとうに、カレーの邪魔。

お土産屋さんに寄ったのち、ホテルへ。
ホテルはグランドメルキュールでした。古さは感じますが、悪くはない。
「アグラは観光都市」というのですが、日本で言う京都とか金沢とか、そういうところと比べてはいけません。例えるならたぶん、鬼怒川とかに近い。なぜならば、このホテル近隣に何かあると思っていたのですが、なーんもなかった!
メトロがすぐ近くなんですが、それ以外はあんまりないかも。ガイドさんいわく宝石店があるらしいんですが、ここに辿り着くまでのお土産屋さんで散々セールスを受けまくった身としては、さすがに万単位で金のかかる宝石店まで行きたいとは思えず。ネットではショッピングモール直結と出ていたものの、ショッピングモールなんてなかった。大人しくホテルで過ごしました。あるのは押し売りの激しい妙な土産物屋、KFC、リキシャくらい?しかもかなり閑散としてました。
ホテル近隣を散策したのち、ホテルでゆっくりしていたのですが、このホテルはなぜかBBC以外まったく映らないというか、チャンネルまわせず。やむなくずっとBBCをつけっぱなしにしていましたところ。飛び込んできたのが、ネパールの登山家ニルマル・プルジャが亡くなったというニュースでした。
私は登山をするわけでも、彼のファンだったわけでもありません。それでも、その名前だけは知っていました。
石川直樹さんの『最後の山』という本を読んだためです。
エッセイの中で描かれる彼は、経験と実績を兼ね備えた「ヒーロー」のような存在でした。実在の人物であるにもかかわらず、読み進めるうちに物語の登場人物のようにも感じられ、「この人はきっとずっと永遠の人なのだ」と、どこか無意識に思っていたのです。
だからこそ、旅先のホテルで突然その訃報を耳にしたときは、不思議な喪失感がありました。
面識もなく、直接知っているわけでもない。それでも、本を通じて知った人の死は、思っていた以上に胸に残るものなのだと。そして、人に永遠はないのだと、改めて感じました。


一泊のち、タージマハルへ。
こちらにあるのはタージマハルの入り口にある門。
ここにくるまでも結構一苦労でして。というのも、ヤバい臭いんですよね、この近隣。
バスを降りたら校門みたいなのがあるんで、そこを通って中に入り、シンガポールのナイトサファリにあるトラムのようなものに乗って入り口まで。この道が非常に臭い。まじでなんで?どんな匂いかというと、ゲロとうんこと生ゴミを混ぜたような酸っぱい匂いです。
トラムを降りたら手荷物検査。
インド人とforeignerで入り口が分かれているので、よく見りゃ空いてるforeignerの通路を通って入ります。雨季だからなのか、foreignerはいませんでした。
手荷物検査とボディチェックは二人くらいの女性が対応してくれるのですが、順番とかないので譲り合いながらです。でも基本的にインド人って譲らないよな、という偏見を持ちつつ呑気に歩を進めていたのですが(なんでこんな偏見持ってしまうのか、インドに旅行すればすぐにわかる)、近くのインド人がわたしのような外国人に親切にも譲ってくれました。とても嬉しくて、感動した!インド人、基本的にせっかちなのか飛行機とかでも我先にタイプに出会しまくってて、二日目にして妙な偏見を抱いてしまってました。でもちゃんと、観光客に優しい人がかなりいます。
んで入ったら上のような門があるので、さらに進むんです。


そしたらびっくり、こんな綺麗なタージマハル!
遠近法も使いつつ、とっても遠くに輝くタージマハル。記念写真する人も多いので綺麗に写真撮るのは無理です。あと、見ての通り、めっちゃ白飛びします。
門(大楼門)とタージマハルの間には庭園があり、通路や水路が敷かれています。

こんな感じに。



近くに行って中も見られるのですが、大理石なのでシューズカバーをつけます。シューズカバーは手荷物検査前でもらえます。あと、持ち込みの人もいるみたい。ちなみにこちらも真っ白ゆえの暑さ眩しさなので、サングラスと日傘、帽子はあったほうがいいです。
見ての通り美しい大理石。アグラ城とも似通いますが、同じ時代の同じ皇帝によるものなので、そりゃ似ますね。
シャー・ジャハーンの妻ムムタズ・マハル。出産ののちに産褥死することになりますが、もう助からないという時に、夫に三つのお願いをしたそう。一つは結婚しないこと、もう一つは子供たちを育てること、最後にお墓を作ってほしいというものでした。
シャー・ジャハーンも黒いタージマハルを建てて自分の墓としたかったそうですが、残念ながら願いは叶わず。
残ったのはこの、細部まで計算し尽くされた美の墓廟だけ。ここまで大理石をふんだんに使い、何年もの月日をかけて作り上げたタージマハルは、ムガル帝国の最盛期がいかに恵まれたものであったかを感じさせてくれるような気がしました。
イスラム建築はどれを見てもよく計算された美しさを感じるのですが、これも同じ。壁面に張り巡らされたさまざまな紋様と、クルアーンを記したアラビア文字の羅列、そして左右対称かつ「1000年後に倒壊する」ことを運命づけられた二つの塔は、インドにおけるイスラム教の歴史を強く印象づけるのに相応しい。現代インドはヒンドゥー教とヒンディー語が主流になりますが、こうして考えてみると、イスラム王朝に支配された時代も長いのですよね。
ここからは4時間半かけてデリーへ戻る。
デリーに戻ったら、クトゥブミナールへ向かいます。




見ての通り、アサシンクリードに出てきそうな世界観。
細々とした建築物。回廊は非常にインスタ映えスポットなのか、しっかりポーズをきめて写真を撮影するのに夢中なインド人、多数。
ここでは入場料が取られるのですが、観光客の入場料はインド人の10倍です。
こちらもインドの世界遺産の一つ、インド最古のイスラム遺跡であり、奴隷王朝アイバクが建てたもの。ガイドさん曰くイギリスが発見発掘したそうで、こういうこともあるからイギリスの支配について悪くは言わない、それに過去は過去だからと言います。
中には入れませんので、ぐるりと観光したらまた次へ。

ものすごい彫刻。これ見ながら、「なんかこういう細かく装飾したアイシャドウ、デパコスにあるよな」などと考えてた。Dior Backstageとかそのへん。




最後はフマユーン廟。
こちらはムガル帝国2代めのフマユーンによる墓廟の世界遺産。やはり、赤い。ちなみにここは地面が砂なんですけど、砂も赤い。首都圏に住んでると赤土というものにほとんど巡りあわないので、とても珍しく感じます。
全体だけではなく、このきめ細やかな模様もみてよ!
内部はお墓なので、写真撮るとかは憚られるんですが、中は至ってシンプル。タージマハルもアグラ城もそうなんですが、内部はドーム状になってることがほとんどです。ヨーロピアンなつくりとも言えるが、ヨーロッパでもこういうドーム天井は、イスラム文化の輸入によるものなのかなーとふと思いましたね。
さてさて、ここでインド旅行はおわり。一泊四日、弾丸旅行でした。
個人的インドの大発見はこちら。
1.インド料理美味しい
あまり冒険しない性格のため、日本にいるとインド料理なんてほぼ食べないわたくし。何度か行ったことはあるんですが、個人的に池袋とかの都会のインド料理屋に関しては「なんかちがう」になってしまって以来足が遠のいていた。
今回はタージマハル目的での観光でしたので、食べ物はまったく期待してなかったし、職場の人や友人にも「インド行くの!?あなたが!?やめたほうがいい」「絶対お腹を壊す」などと引き止められたわけですが、ご飯、美味しかったよ!チャイ以外は!(わたしはスパイス入りの紅茶、だめでした)
アグラで食べたターリー料理もですし、デリーで入ったインドの中華料理店も美味しかった。生野菜不足ではありましたが、インドってご飯美味しい国なんだなって。インドが好きという旅好きは多いですが、どこに行っても美味しいご飯にありつけるのは、確かに旅人ウケするのでしょうね。
2.手荷物検査厳しい
この弾丸旅行内で痛感したことのひとつ。手荷物検査まじで大変。この旅程の中では、アグラ城とタージマハル、デリーのインディラガンディー空港で手荷物検査があるのですが、舐めない方がいい。
観光でわたしが持ち歩いていたのは、スマホ、お財布、飛行機のeチケット控え、パスポート、お水、iPad mini、イヤホン、ティッシュ、ハンカチ、ウェットティッシュ、リップ、モバイルバッテリー、メガネ。
アグラ城はこれでギリギリクリアできますが(それでもアグラ城ではPCが持ち込み不可にあたるため、iPad miniは若干咎められた)、タージマハルはもっと厳しい。スマホ、お財布、eチケット、パスポート、ティッシュ以外は置いていけと言われます。当然iPad miniも。iPad mini、最近10万もかけて買ったばかりで、本当に手から離したくなかったんですが、置いていけと言われて泣く泣くバス内に置いて行きました。個人旅行ならホテルに行って手荷物預けてから行くことをお勧めします。ツアーとはいえ、バス内に置いていくのはリスキーすぎる。
空港の手荷物検査は日本よりも厳格。どこかのnoteでも取り上げられていたのですが、スマホ、iPad mini含めトレイに電池で動くタイプのものは全て出します。ていうか、充電コードなど金属でできてるものは全て出します。なのでわたしは前髪ピンも出した。
不安症のわたしは空港の手荷物検査でスリに合わないか毎回心配になるんですが、今回は事前にメッシュポーチにiPad miniやモバイルバッテリー、コード類、前髪ピンなど金属でできてるものを全てまとめて、それをトレイの上に出しましたところ、OKでした。こうすれば検査後に手荷物をまとめるのも簡単だし、お勧め。あとはボディチェックもあるので、上着類はぜんぶ脱いでおくことです。手荷物検査とボディチェックのレーンは一緒なので、女性ならば女性の少ないレーンを選ぶ方がスムーズで、手荷物も手元を離れる時間を短縮できて良い。
3.日本とは違う交通事情
道がガッタガタです。あと、日本では高速とかのカーブが急なところについてるガタガタの道路が、インドではあちこちについてる。なので定期的にすごい揺れます。酔い止め飲んだら酔わないので、ちゃんと飲むべき。
あと、頻繁にクラクション鳴らすし怒鳴る。なんかこういうもんなのかも。インド人いたるところでよく揉めてる。何喋ってんのかわかんないけど、たぶん揉めている。
日本では考えられないのですが、こんなところ入れないだろうってところに無理矢理入り込むし、クラクション鳴らして道あけさせるし、バイクも車の間や脇スレスレを通りたがるし、それでよくもまぁ事故らないなと思うのですが、器用なことにそれで上手くいってるみたいです。本当に理解できないんだけど!まじで車が止まってる時間あんまりない。
こんな感じで、うるさいしガタつくしでとんでもない交通事情ですが、不思議なことにバス内で結構眠れてしまうのがおかしなところ。移動中ほぼ寝てました。いや、気絶してたんだろうか。
4.インド人、多い
どこに行ってもインド人多い。いや、当たり前なんですが。
個人的にタージマハルとかは、世界的に有名な世界遺産だと思ってて、そういうところだとやっぱり季節問わず観光客多いのかなーなんて考えていたのです。しかし、いない。インド人しかいない。
後にも書くけど、オフシーズンということもありそもそも全体的に観光客いないんですよ。ほぼ日本人しか見かけなかったし、その日本人もレアキャラ。
あと、インドってあんまり外国人を見たことない人多いみたいなんです。観光地で写真求められることが多々ありましたし、穴が開くほどガン見されることがほとんど。ガイドさん曰く、土日は田舎から遊びに来る人も多いので、田舎の人は外国人に不慣れだといいます。食事に行くためにグランドメルキュールの自室の部屋を開けたらインド人一家がいて、大人たちはなにやら揉めてわたしに気づかなかったのですが、子供たちはわたしのことを遠慮せずにじろじろ見てました。やめてね、何かと思ったよわたしは。
5.押し売り物乞い大量
特にタージマハル近隣がまーすごい。日本語で値段言って売りつけようとしたり、赤ちゃん抱えて物乞いしてきたり、バスに乗ってたら小さい子供が大道芸しにきたり。こんなにあれこれ買えって言われてもね、金がないとか以前に、お土産として興味ないしなぁと。物乞いは初めて見ました。まだ若そうな、すごい小柄なお母さんでしたが、纏う雰囲気が独特でヤバくて怖かったです。
バスの観光客に大道芸しにくる子供たちはチップ目当てだそうですが、インドの観光バスにはチップをあげる用の穴か何かがあいてるみたい。詳しく聞かなかったんですが、なんかすごい仕組みだなと感じました。こんな小さな子供たち、本当にこうしてお金を稼がないといけないのだろうか。
6.良くも悪くもフレンドリーすぎるインド人
さきに書いた往路は良かったんですが、問題は復路。
復路も隣席はインド人の若い女性でしたが、彼女ったらまー、すごかった。
なんだろ、飛行機初めてなんですかね?わたし往路のインド人にはあまり感じなかったんですけど、彼女には要求でけーな、と感じました。
CAさんに「飲み物は缶でちょうだい」と言って引かない。シートベルトサインが出て着陸準備してても荷物を膝に乗せる。ゴミが出たり、なにか欲しいものがあればCAの都合(ミール提供など)を考えず要求する。わたしが映画を観たり、寝たりしてるのに何度も何度も起こしてはなんか質問してくる。やめてくれよまじで。
往路でもそうなんですが、JALにはスペシャルミールなるものがあるらしく、インド人は乗客の半分くらいがスペシャルミール希望でした。何かというと、ベジタリアン向けの食事というもの。昼や夜のお盆にのったご飯、朝ご飯としての軽食、ナッツなどのお菓子類がベジタリアン向けになるらしく、提供タイミングが通常の機内食よりも結構早い。離陸前にCAさんが各人にスペシャルミールだよねと確認し、座席にシールを貼っていくので結構わかりやすいんです。
彼女もベジタリアン向けのスペシャルミール希望だったのですが、出されるもの全てがちゃんとベジタリアン向けなのか不安らしく、お菓子やおかずなどあれこれを手に取ってはわたしに「これなに?肉入ってる?」などと聞いてくる。知らねーよ、と言いたくなるのを堪えていました……。
とはいえ、インド人ってわたしのような外国人が物珍しいのかめちゃくちゃしゃべってくれることばかりで、それは非常にありがたく、よく言えばめっちゃフレンドリー。しかしながらSNSで「インド便にあたったCAは嫌がる」というポストを見かけたことがあり、なんとなくこれはわかるな、と思いました。きめ細やかな対応の要求だとかルール違反が多いと嫌になるでしょうね。
ただ、JALの客層なので、全体的に見るとポーランド航空よりかはマシであるということは申し添えます。ポーランド航空乗るのって本当に底辺なんだなと自覚しました……。
7.インド人は臭くない、街と料理がエグい臭い
インド人は臭くない。ワキガの人は多いと思う。でも、特別臭くはない。
街は臭い。なんであんなに臭いの?本当にタージマハルは鼻が曲がるかと思いました。料理はスパイスのせいで、臭い。でもそんな気になるほどではないんだと思います。
なんか日本にいるインド人(に限らず、南アジア系の人)、失礼ながら臭いなーって思うこと多いんですけど、日本にいるときは匂いが目立つのにインドに来るとそうでもないんですよね。日本だとワキガの匂いが結構目立つ。スパイスの匂いも目立つ。そのせいかな?
ちなみに帰国した今、目下の悩みは旅行で使ったバッグが軒並み臭いことです……。リセッシュしておいたけど、お土産もなんか匂うし、部屋全体に消臭剤置いた方がよさそうだな、これ。じゃないと壁紙とかにうつって染みついちゃいそう。
においとは別の話ですが、日本で語られがちな「インド人って◯◯」という話に、「インド人の話す英語は訛りすぎてわかりにくい」というのがあると思います。個人的にこれはどうなんだろうと思いました。彼ら、英語喋れない日本人にはめっちゃ丁寧に明瞭に発音して喋ってくれるので、多分、日本人みんなにとって「訛りすぎてわかりにくい」はないと思います。むしろイギリス人より丁寧で、日本人には聞き取りやすい。ちなみに母もインド人との折衝が多いのですが、そう言ってました。
英語苦手なわたしも、彼らがゆっくりではなくともはっきり喋ってくれるので、通りすがりの人にもすんなり道を聞いたりお値段を聞いたりしやすかったです。聞き返すこともほぼなかったし、相手もわたしの話すことをよく理解してくれて、とっても嬉しかったです。「わたし、もうちょっと頑張れば英語話せるかも!」と自信がついた旅でもありました。
8.東アジア人は日本人だけ
インドで観光してる人、白人か日本人しかいない。中国人とか韓国人ほとんど見ない。まぁでも彼らの国の富裕層はヨーロッパやハワイに行くだろうし、富裕層じゃないなら、よほどの興味がなければインドというところまではるばる来ないのでしょう……。近隣には日本もあるし、タイやシンガポールのほうが東アジア人全体の観光需要が高そうです。イメージですけどね。
日本人で海外旅行好きは富裕層なりの豪勢な旅行者とバックパッカーやそれに近い旅をする人に二分されるイメージが個人的にありまして、この旅の中で出会った日本人は後者の人が多かった。みんなヨーロッパもアフリカも含めてあちこち旅しているので、インドもその選択肢の一つという感じ。汚くても臭くてもうんともすんともしない猛者ぞろいで、確かにこういう旅行者って、日本人だとかなり見聞きするのに(大学生が一度は通る道かと問いたくなるくらい、わたしの大学やバイト先にはアフリカや南インドを旅するバックパッカー経験者が多かった)、中国人や韓国人にはいないよなぁ。
9.サリー着てる人多い
日本で言う着物だと思うんですけど、インド人女性はサリーが多い。サリーめちゃ着てて、とても華やかできれいです。いいなぁ。
日本で着物なんか着たら暑くて死ぬんですけど、サリーは比較的涼しげな部類ですね。暑い国として存続してきたインドと、もともとは温帯の国として生きてきた日本とで、衣装の考え方が違うんだなと思いました。日本の着物、もう夏には着れない。
10.団体ツアーの一人参加は要注意
これはインドまったく関係ないんですけど、去年も少し嫌な思いして、今年も少しスレスレの出来事があったので、あえて書きますね。
去年のイギリスもひとりで団体ツアー参加でしたが、そこに一人参加の人が複数人おりました。とうぜん団体なので、食事で一緒になることも多く、雑談レベルでよく話していたのですが、その一人参加のうちの一人の男性が、わたしと地元が近いという話になりました。それからも自由行動で行く方向が一緒だからと付き合いで行動を共にすることはありながらも、「同じツアーに参加してる人」の距離感を崩すことはなかったのですが、帰国して成田空港で解散後、あれこれ電車で帰ってきたところ、地元駅の改札口でその男性に待ち伏せされて連絡先を要求されました。
幸いにも断ったら引いてくれる方で助かりましたが、いくら地元が近いとはいえ相手の最寄駅は違うところですし、待ち伏せされたのは非常に恐ろしかったです。基本的に他人のことを疑いたくはないし、わざわざありふれたわたしの地元を話すことになんも抵抗がなかったため、自分もガードが緩いなどと言われてしまいそうですが、普通の人は待ち伏せしないんで、こんなことがあるなんて想像さえもしなかった。
今回も一人参加の方が複数人おり、みなさんとお話しできて嬉しかったのですが、中には「なんかわたしの後ろにいつもくっついてる人いるな」と思うことがあり、その方も地元が近かったのでちょっと恐ろしさを感じました。彼も悪気はないというか、やましい気持ちはなくて、ただ単におなじ旅路の人と楽しい思い出をつくりたいだけなんだろうけれど、やっぱり過去のことを考えるとあまりにも距離感が近いのは嫌だな、という思いが拭えなかったのと、そもそも一人で参加したのだから一人で見たいんだよなと思ったのとで不快な気持ちがありました。そんなわけで、申し訳ないけれど、なるべく無反応につとめて帰宅の際も早めに税関を通って帰りました。わたし自身ほかの一人参加の女の子と話すのはとても楽しかったし、彼女はもし向こうがいいよって行ってくれるなら連絡先を交換したかった。しかし、彼はひとまわり以上年上の男性だし、距離感も違うし、正直なところ一緒にいるのもわたしは少し嫌でした。
一人で参加する方たちはこういうことにも要注意。自分の理想の距離感と、同じ一人参加の人の好む距離感は違うこともあるよってことで。
総括
デリー(ニューデリー)とアグラにある世界遺産がメインの旅になります。あとはデリーだとレッド・フォート建築物群、アグラだとファテープルシークリーが未踏破。近隣都市だとジャイプール(世界遺産3つあり)が近く、もう少し日程多めのツアーならきっとジャンタルマンタルも行けたんだろうな。あとのインドの世界遺産はエローラ石窟群、アジャンター石窟群、ブッダガヤの大菩薩寺など。どれも地図を見た限りでは結構な僻地で、なかなか難しそうですね。
「インドに行って人生変わった」そう語る人も多いけれど、個人的には、単なる個人旅行なのであればそこまで変わるものではないんだと思っています。
インド人は確かに日本人と考え方がちがうし、文化もちがう。その辺を歩いていて物乞いに会うなんて驚くし、小さな子供が働いている現状はたしかにショックを受けるものではありますが、でもインド以外に目を向けたら児童労働や女性の人権が軽視されがちな国はたくさんあるよねというのが、ひねくれたわたしの感想。先進国として語るにはインドという国は常識はずれなのかもしれませんが、欧米の先進諸国などと比較してもそんなにギャップのある国民性ともあまり思いませんでした。だってあんな感じの、信号守らないしルール守らない図々しい人たち、どこにだっていくらでもいるじゃん。
バックパッカーしていて人生変わった、ならわかるけど、それはインドに行って人生変わったとかではない。世界には意味不明なルールや文化があるということを、このネット社会では実感することも多いと思うのですが、それでも今なおそんな声があるのは不思議なことです。
とはいえ、インドという国が自分の理解の範疇を超えている、と感じる人はたくさんいるだろうなと思います。そして、刺激に慣れていない人ほど、その落差は激しいだろうなと。日本人の言う海外旅行は、それこそヨーロッパやアジアの観光旅行もあるし、リゾート地旅行もあるけれど、リゾートしか行かない派の人はぜったいにやめた方がいいというのは確か。きれいなところはあるけれど、基本的に「許容範囲だった」というものがほとんどというだけです。
インドという国を旅してみて、「また行きたいか」と言われると首を傾げますが。もう少しきれいな観光地になればいいのになぁ、と。ムンバイやジャイプールなどに行っても、きっときれいな場所がないだろうと思うと、あんまり長居したくないというのが本音です。
しかしながら、インドに築かれた文明・文化の美しさと壮大さは随一で、さすがと言いたくなるほど。インド人もいささかフレンドリーすぎる印象を受けるものの、外国人に対してもとても親切で、文化の異なる人と会話する喜びをえられました。豊かな文化を抱くインドにまた、いつか行きたくなる日もくるかもしれません。























































