くだまきあーと

擬似よっぱらいOLがくだをまく、余生の日記。

「鬼滅の刃」をみました

お久しぶりなブログ。今回はかなり書き殴った文章のブログになります。自分の書きたいことがなかなかまとまらなくて、メモ状態のままになるからです。

 

去年から話題になっていることは知っていましたが、きっとハマることはないだろうとたかを括っていました、鬼滅の刃

まだ連載したてくらいの頃、LINE漫画で無料連載されており、かなり注目を浴びていた作品だったことを覚えています。作者さんの絵柄が正直私好みで、すごく禍々しくて可愛いな、と思っていて読んではいましたが、序盤が結構ダレる展開だったためすぐに飽きてしまいました。ufotableでアニメ化となった時も一瞬みようかな、と思いましたが、修行編でやはり飽きてそのまま。そして食わず嫌いみたいに避け続けていました。

 

しかしこういった状況で、鬼滅がとんでもなく流行っていること、明るい話題も多いことをきき、またもう一度チャレンジしてみようかな、と思い視聴。元々勉強などしながらアニメを観ることで集中を保つタイプなので、ちょうど良かったし。

そうしてみはじめたら、アツくて面白くてびっくりした!!

炭治郎と禰豆子だけで任務したり修行したりでもまぁ面白かったんですけど、善逸や伊之助の登場で一気に賑やかに、ジャンプらしくなりました。アニメでは那田蜘蛛山を山場として据えており、実際ここの盛り上がりがあってこそのアニメとなっていました。この章ではみんなで力を合わせて鬼退治、という感じではなかったのですが、まだ初対面に近いみんながそれぞれの力を発揮し、一つの任務を成し遂げており、ハラハラしながら「負けるな」「がんばれ」と応援していました。19話の盛り上がりは、今後Ufotableでも作れなさそう。音楽も映像も表現も、随分と力のこもった作品で、鬼滅の刃ってこんな面白くてアツくてカッコ良かったんだ、と思っちゃいましたね。そして漫画も現在出ているところまで大人買いしちゃったよね。大人でよかった!!鬼滅の刃は正直少しご都合主義っぽいところもちらほらあり、「ここの攻略方法はそんな簡単でいいの?」とか思ってしまうこともしばしば。でも、自分の思いや目標を胸に頑張る少年少女たちを見て、敵にあたる鬼たちの過去を見つめて、挫折も喜びも変化も見て、久しぶりに少年漫画って面白いな、と思いました。

漫画では、ナルトみたいなベテラン先生でもありがちですが、コマも限りあるせいかバトルシーンの魅力が伝わりにくいです。でもこれが映像化されたことで、視覚も聴覚もその場の空気感に支配されるように魅力が引き出されています。最高でした。はまりました。ハマったので、じゃあ映画観に行こう、と思って仕事帰りに観に行きました。

無限列車編は実をいうとそこまで好きなお話ではございません。柱というキャラクターが出始めたばかりで、感情移入しづらかったと言うかなんと言うか。だから実際観てもそこまで感動などといった気持ちは生まれませんでしたが、煉獄さんの抱える思いと、最期の言葉は痛いほどしみました。炭治郎は漫画版においても煉獄さんのことを思い出すシーン等があります。そんな今後の炭治郎の一部として生きていく、大切なストーリーとして楽しむことができました。好きな話やキャラは無限列車以降にあるので、何度も繰り返しみたいという気持ちは元々なかったけれど、あれから数日も経つとなぜか、もう一度観たくなります。不思議な映画です。きっとまた仕事帰りに観に行って、翌日寝坊します。

 

 

ここまでアニメや映画までざっくりとした感想や観た経緯を書いてきましたが、鬼滅で好きだと思うところ、印象に残ったところも書いていこうかね。漫画ベースで書くので、以下ネタバレ有りです。

私が好きなのは、そして2期アニメでとても魅力的に描かれるであろうと期待するのは、吉原遊廓編の堕姫ちゃんです。

堕姫ちゃんは花魁形態と鬼形態と人間形態の3種類が楽しめる美味しいキャラで、尚且つ鬼形態は絶妙にえちちな感じです。大人の美しい女性がその顔に似合わないドスきいた声(願望)で罵倒しながらバトルするのが最高ですが、その中身はまだ13歳未満の、おそらく禰豆子よりも幼い世間知らずな少女です。

まぁ読めばわかるんだけど、音柱にちょっと図星言われただけで「ワーン」って泣くし、駄々っ子みたいに同じこと繰り返すし、全体的にちょっとおばかさんで頭足りないと言われるし、かなり幼い。

でもそれも仕方なく、堕姫は生い立ちが吉原最下層。幼い頃から抜群に美しくて、お兄ちゃんは強くて、あの出来事さえなければそれだけの価値観で生きてこれた。堕姫が幼いのも、お兄ちゃんが井の中の蛙のような価値観しか持っていないのも、劣悪な環境下でも自分の取り柄だけで生きてきた結果です。辛いことはたくさんあっただろうけれど成長するだけの余地はなく、日銭稼いで我慢して、華やかな世界を横目で見ながら過ごしてきたんでしょう。そして、生まれた頃から嫌われ者で、人間そのものを憎んでいただろうお兄ちゃんと、美しいけれども純粋すぎた妹の生い立ちゆえに悲劇につながった。結果的に、炭治郎たちに狩られてしまうのですが。

消える寸前のお兄ちゃんの回想に胸を打たれるのは、たった二人だけで生きてきた正反対の兄妹がきちんと互いを想っていたから。「誰も助けてくれない。鬼になったことに後悔はない。何度生まれ変わっても必ず鬼になる」と回想したお兄ちゃんに、「何度生まれ変わっても絶対にお兄ちゃんの妹になる」と応えた堕姫の気持ちは届いただろうか。鬼になったお兄ちゃんですが、その理由は単なる幸せそうな人々への復讐心だけではなく、心の中には死にかけていた妹をなんとかしてあげたいというお兄ちゃんの気持ちがあったとおもいます。

この話、アニメにしたらどんな演出で来るんだろうなぁ!正直鬼滅では随一厳しい過去話なんではないか、と思うのだけど(伊之助やアカザも過去がキツイ)、また19話のように、美しい神回にしてくれるでしょう。あと、たぶん堕姫に関しては声優さんの演技とかがかなり試されそうな気がする。一歩間違えれば干物妹うまるちゃんになりかねないし。

 

 

気持ち早いんですけど、2期、待ち切れないです。次は確実に吉原編ですし、堕姫が大好きだし、女装伊之助可愛いし。今めちゃめちゃ情緒やられていてまともに文章書いたりまとめたりできないんですけど、鬼滅面白いってことと、鬼滅楽しみってことを書きたい、知って欲しい。

そんなわけで、もう少し鬼滅の刃の世界観に浸るために、もういっちょ映画観に行きますかっと!!!